オジーが亡くなってしまった…。「Back To The Beginning」のステージを終えてから、ひと月も経っていなかった。僕自身はサバスやオジーのソロをちゃんと聴いてきたわけではないけれど、ParanoidやWar PigsなんかはDNAレベルで染みついていて、日常のふとした拍子に口ずさんでいたし、確実に自分を形作るものの一つだった。なんというか…オジー自身は正直かっこいいと思えないし、歌も上手いわけではないんだけど(ビックカメラでイヤホンの試聴をしたら、音質が良すぎてオジーの下手くそさが際立ってしまったのは良い思い出)、でも妙な説得力があるというか、目の前にしたら思わず大声で叫ばずにはいられないというか、そういうカリスマ性の塊みたいな人だったと思う。亡くなった今でも物語としてずっと蠢いているし、あの妙なキャッチーさというか、オジー独特の空気感は特別なものだった。

最後のライブをしてからあの世に行っちまうなんて、泣かせるじゃないか…。オジーは伝説だった。ありがとう。ゆっくり休んでください。